クリエイティブな人材を育てていくには。
夏休みの課題図書。いくつか候補があるんだけれども,何を選ぼうか思案中。今はこれを読んでます。IDEOの創立者デイヴィド・ケリーと著書をいくつか残しているトム・ケリー兄弟の本。
「クリエイティブな力を伸ばすために日頃から心がけたい方法」
①クリエイティブになると決意する。
クリエイティブになるための第一歩は,クリエイティブになりたいと決意することだ。
②旅行者のように考える。
どんなに平凡なものでも見慣れたものでもかまわないから,外国を訪れる旅行者のように,周囲の者を新しい視点で見てみる。ただ待っていてはいけない。新しいアイデアや体験に身をさらそう。
③「リラックスした注意」を払う。
ひらめきは,具体的な作業に没頭しているとこではなく,精神がリラックスしているときに訪れやすい。精神がリラックスしていると,一見すると無関係なアイデア同士に新しい接点を見つけられるからだ。
④エンド・ユーザーに共感する。
解決策を届けようとしている相手のニーズや状況を深く理解した方が,よりイノベーティブなアイデアを思いつきやすい。
⑤現場に行って観察する。
人類学者になったつもりで他人を観察すれば,目の前に潜んでいる新しいチャンスに気づくかもしれない。
⑥「なぜ」で始まる質問をする。
「なぜ」を繰り返すことで,表面的で些細な点から,問題の核心へと迫ることができる。たとえば,なぜ時代遅れの技術(固定電話など)をいまだに使っているのかと誰かにたずねれば,実用性よりも心理と結びついた理由を教えてくれるかもしれない。
⑦問題の枠組みをとらえ直す。
疑問の枠組みをとらえ直すことが,絶妙な解決策を生み出す第一歩になることもある。別の視点から出発すれば,問題の本質にたどりつくきっかけになるのだ。
⑧心を許せる仲間のネットワークを築く。
一緒にアイデアをぶつけ合うことのできる仲間がいた方が,想像力を発揮しやすいし,何より楽しい。
クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
- 作者: デイヴィッド・ケリー,トム・ケリー,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: 単行本
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