「デザイン思考」教育の最先端:アールト大学
デザイン思考を経営の実践に取り入れようと教育している大学は海外に多数ある。国内なら東大(d.school),慶應,九大(QREC)など。本務校では難しいのか。こういう教育を取り入れつつ,研究を進めないといけない。俺はどこに向かってるんだw
というわけで,下記はアールト大学の訪問記
「失われた20年の大きな要因はイノベーションの不在/日本企業がイノベーションを起こすには?」アアルト大学訪問記【前編】 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
「“イノベーション大学”のミッションは、より良い世界と強い国をつくること」アアルト大学訪問記【後編】 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
起業家教育をしたいわけではない。どうやってイノベイティブな人間を育てるか。
大学・大学院教育の現場における起業家教育ネットワーク。更新が止まってるけどw
Amazonは今や金貸し屋
Amazonが取引企業に即金で5,000万円まで貸してくれるって話。
Amazonがいつの間にか『金貸し』になっていた話。アマゾンの倉庫にあずけている在庫や、売上金額を担保に融資をしている模様です。 - クレジットカードの読みもの
分析力を武器とする企業
この本,まだ読んでない。とある本から出てきたからメモしておく。
分析重視への転換を妨げる症状
① 「ウチでは昔からこうしてきた」という「常識」が幅をきかせ,その正当性が検証されない。
② 経営陣がデータや事実の裏付けのない意思決定をしても批判されない。むしろヒラメキ型のリーダーの方がもてはやされる。
③ 分析のスキルを備え,データの山から宝を掘り出そうとする人間がいない。何も思いつかないとき仕方なくするのが分析だとされ,しかも専門知識を持たない人間が取り組んでいる。
④ 「そのアイデアは良いか悪いか」よりも「それを言ったのは誰か」が問題にされる。
気をつけなあかんで。
- 作者: トーマス・H・ダベンポート,ジェーン・G・ハリス,村井章子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/07/24
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
デザイン思考と経営戦略
デザイン思考を実践する前に
マーケティングにおけるSTP(セグメンテーション,ターゲッティング,ポジショニング)は当たり前として,プロジェクトを実施するにあたり,以下の点を留意しなければならない。
① 何を作るのか:商品やサービスのコンセプトと全体像
② なぜ作るのか:目的・作る人間のモチベーション
③ どうやって作るのか:自社の技術の棚卸し,先端技術
④ どうやって生産するのか:生産技術・量産
⑤ どうやって届けるのか:流通と決済がセットになった方法
0から1を生み出すのがイノベーションだ。だが,その一方で,イノベーションが生み出した商品なりサービスから収益を得る仕組みも説明できなくては駄目だ。イノベーションを実現するマネジメントが必要なのだ。多くのイノベーション論はここを議論している。だがいま必要なのはイノベーションを生み出す方法をマネジメントするやり方である。この方法がわからないのが現状である。
デザイン思考をマネジメントするための7つの「やってはいけないこと」
① 答えはここにあるのであって,外にはないと考える。
② 話ばかりして作らない。
③ 可能性を検討しているときに,実効性を議論する。
④ 利口に振る舞う。
⑤ 間違いを許さない。
⑥ 他部門が集まれば多様な視点を得ると勘違いする。
⑦ プロセスを守ればうまくいく。
デザインの目的
水野学『アイデアの接着剤』を読んでる。気になるフレーズをいくつか。
上手くなるためには続けだけ
「一つの作品ができると、次はもう少しまともなものを作りたいと誰でも思う。だから、どうすれば良いのかと考えるし、一作めでやってしまった沢山の失敗を繰り返さないように注意もするだろう。したがって、一作書けば、「どうすれば上手くできるか」が少しわかる。また二作めを書けば、もっと「思いどおりに作れる」方法もわかってくる。作れば作るほど、貴方は上手になるし、思いどおりに作れるようになるだろう。
結局、上手くなる方法は作り続けることである。だから、作り続けている人は、そんな漠然とした疑問を口にしない。もっと詳細でスペシャルな疑問を持っているはずだ。」